「弁護士と会うのははじめて」な方がほとんどです
リラックスしてお臨みいただき
安心してありのままをお話しください
弁護士紹介のお申込みをされる方には「実は弁護士と会うのは初めてなんです」というお客様が少なくありません。
そこで、弁護士と初めてお会いになる際の心構えや準備していただきたいことを簡単にまとめました。
「顧問弁護士としての相性確認面談をするケース」と、
「初めての会う弁護士に法律相談するケース」に分けてお伝えします。
ポイントは、
「リラックスして臨んでいただくこと」
「弁護士には現状をオープンにお話しいただくこと」
「弁護士に話す内容を事前に準備すること」
です。
1.リラックスしてお臨みください
弁護士に一度も会ったことがない方からすると、弁護士は「何やら怖い存在」「頭がかたく話が通じない」という印象をお持ちかもしれませんが、そのような人物にはそもそも中小企業の経営者相手の顧問弁護士は務まりません。
ご紹介する弁護士は皆、「とても気さくで話しやすい」「人としての安心感がある」とご好評をいただいております。
弁護士と会うのは、一般的な商取引で初対面の相手と会うのと同じです。
また、会話は弁護士がリードしますので、必要以上に緊張することはまったくありません。
リラックスしてお臨みください。
2.弁護士にはすべてをオープンに
顧問契約をするにせよ、法律相談をするにせよ、弁護士に相談したい内容は多くが「困りごと」や「トラブル」ですから、好んで人に話したいことではないでしょう。
ですので
「こんなことを話したら恥ずかしい」
「こんなことを言ったらバカにされるかも!?」
などと心配になるお気持ちも分かります。
しかし、弁護士は「トラブル解決のプロ」。
お話を詳しく訊き、法的な見地に基づいてトラブル解決のアドバイスをするのが仕事です。
また、弁護士とは、いいこともそうでないことも、気軽にあれこれお話しできる関係を築けることが理想です。
なぜなら、自分にとって少々都合が悪い事実が、弁護士が正しい判断をするためには必要な事実であることが多いからです。
ですから、「この弁護士は信頼できそう」「この人に任せよう」と思われたら、弁護士の前では現状を包み隠さずお話ください。
特に法律相談の際は、後になって弁護士から「それは聞いてませんでした!そういうことなら判断が異なったのに・・・」と言われないためにも、すべてをオープンにしていただければと思います。
弁護士には守秘義務がありますので、ご相談内容が他の人に知られる心配はまったくありません。
なお、当会事務局はお客様と弁護士との具体的な打合せ内容には関知しておりませんのでその点もご安心ください。
3.顧問契約の相性確認のために弁護士と会う場合
とはいえ、はじめて弁護士と会うとなると、少々緊張する方は多いもの。
ですので「顧問契約することで自分がどうしたいか」を予め考えておくと話がスムーズです。
たとえば、
「どうして顧問契約をしたいと思ったか」
「顧問契約をしたら弁護士にどのような業務を依頼したいのか」
を中心に「ご自分の心づもり」をまとめておきましょう。
たとえば、<取引先との契約書チェックをメインに顧問契約したい>を例にメモを作成してみましょう(下記は架空の事案に基づいて作成した例)。
相性確認面談の前に考えておくと良いことの例
- どうして顧問弁護士を検討しようと思ったか
今までは社長の自分が取引先との契約書チェックをしていたが、仕入れ先との契約書に不備がありその取引先との関係が一時期悪化したため、契約書の締結時にしっかりとリーガルチェックをしたいと思った - 毎月依頼したい業務とボリューム
仕入れ先や業務委託先との契約書チェック、月0~1通 - 頻度は低いが依頼する可能性のある業務とボリューム
たまにクレーム対応の相談もあり - 希望する相談方法・連絡方法
相談は主にメール、もしくはオンラインでお願いしたい。連絡は代表者のメールアドレスか携帯電話へ - 希望する月額顧問料:月額1万円
- 契約開始希望日:来月1日付
- 今後の事業展開等
今年度中に代理店の募集をするつもり。その際の契約書の作成も依頼したい - プライベートな事柄
知人経営者に金を貸しているが、特に借用書などを取っている訳ではない。
金額がそれなりに大きいので今後どうすべきかも相談したい。
顧問料1万円の顧問弁護士は 顧問料だけでなく「自分に合うか」で選ぶ!
✔︎本当に気さくで話しやすい
✔︎親身な対応、的確なアドバイス
✔︎心からの安心、相談してよかった
「こんな弁護士に出会いたかった!」
とのお声多数!
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4.弁護士と法律相談する場合
(1)法律相談するときは相談内容のメモを用意
弁護士に法律相談する(法的問題について弁護士にアドバイスを求める)際は、相談内容のメモのご用意をお勧めします。
法律相談は有償(顧問契約なしの場合、対面:1万円/時間、オンラインか電話:5,000円/30分、税別)で承りますので、時間と費用の節約のためにもぜひご用意ください。
たとえば、「元従業員から残業代請求された」という事案を例にメモを作成してみましょう(下記は架空の事案に基づいて作成した例)。
残業代請求事案のメモ例 ○当該元従業員の情報 ○現在までの状況 ○人事担当者に確認した内容
・昨年12月末付退職、元正社員、男性、氏名□□△△、昭和XX年生まれ
・管理系事務職、勤続5年、役職係長、固定給35万円(諸手当込、みなし残業代込)
・本人都合での退職
・今月15日に内容証明郵便が届いた(代理人弁護士の名前、社長宛)。
・内容~過去2年分の未払い残業代とその利息等、合計200万円を今月末に支払え。さもなくば労働審判を起こす。
・理由は、残業平均時間50時間/月、しかし残業代は月20時間分しか支払われていない、ため。
・相手先弁護士や本人には、まだこちらから連絡をしていない。
・当該期間のタイムカードあり、残業は30~80時間/月。平均で50時間。
・労働契約書あり、本人直筆の退職願あり、就業規則あり。
・毎月の残業=20時間分をみなし残業として毎月支払っていたが、超過分は支払っていない。
・当社では創業以来、残業代請求されたことはなく今回が初めて。
(2)関連する書類を用意する
ご相談に関連する書類は一式ご用意いただくことをお勧めします。
以下の例を参考になさってください。
何を用意すべきか分からない場合は、事務局コーディネーターにお問い合わせいただければ、弁護士に確認するようにいたします。
相談時に準備する資料例 ○契約問題 ○未払い残業代請求問題 ○債権回収
・取引先との契約書
・契約書に代わる覚書や発注書等
・トラブル発生前後の取引先とのやりとりのメールの写しとその要約
・当該労働者との労働契約書
・就業規則
・請求期間のタイムカードや出勤簿+労働時間の要約
・退職願、退職を希望するメール等
・相手先から届いた残業代請求書類(内容証明郵便等)
・残業代請求について相手先とのメールのやり取りの写しとその要約
・相手との契約書
・契約書に代わる覚書や発注書等
・支払い不履行前後の相手先とのやり取りのメールの写しとその要約
・相手先の情報(社名、所在地、連絡先:電話番号、メールアドレス、担当者名と部署等)
・相手先企業の登記簿謄本があればベター
いかがでしたでしょうか。
一般的には、「敷居が高そう」「話しづらい」と思われがちな弁護士ですが、顧問弁護士は、お互いの信頼関係をベースに、お客様と協力しながら、お客様の問題を解決していくビジネスパートナーです。
信頼関係を築くためには、まずは自分のことをよく知ってもらうこと、つまり経営者としてはどんなことでも弁護士にお話しすることがとても大切です。
腹を割ってすべてを話せるようになるには少し時間がかかるかもしれませんが、ぜひ何でも話せる関係を目指していただければと思います。
そんな存在がいると、経営者としてとても心強いですよ!
弁護士と初めてお会いになる際、弁護士を何と呼んだらよいのか?と思われる方は少なくありませんが、「○○先生」と呼びかけることが一般的です。
(事務局も弁護士と話をするときは、○○先生と呼びかけます)
しかし「先生と呼ばなければいけない」ということはありません。
「○○さん」など名前で呼びかける方もいらっしゃいますし、弁護士を何と呼ぶかはお客様にご判断いただいております。
また、はじめて法律事務所をお訪ねいただく際に、弁護士へのお土産をご用意いただく必要はありません。
一般的なビジネスシーンで新しい取引先に訪問するのと同じとお考えください。
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