L.A.P.中小企業顧問弁護士の会 事務局中川のブログです。
前回のブログでは
『なぜ経営者は「今までの弁護士は親身な姿勢に欠けるなぁ」と思うのか?』と題して、弁護士と出合ったときからの親身な姿勢を引き出すためのヒントをお伝えしました。
今回のブログはその続きです。
顧問契約後に、「顧問弁護士に親身になってもらう」ために、相談する経営者側として一つ心がけたいことについてお話します。
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親身になってほしいなら定期的に**する
結論から申し上げます。
よい弁護士に出会い顧問契約を結んだ後に「定期的に弁護士に相談すること」です。
「ザイオンス効果」という言葉を聞いたことがおありでしょうか。
ザイオンス効果とは、
「人・モノに繰り返し接することにより、次第にその対象に対して好印象を持つようになる」
wikipedeiaより
という効果のことをいいます。
中小企業経営者の皆様にも心当たりがあると思います。
たとえば、
・web会議システムを2社から提案されたが、
よく来社してくれたA社の営業マンから購入した
・ノートパソコンを買い換えようといろいろ調べたが、
結局は口コミが多くネット広告でよく見かけたB社の製品を購入した
そんな経験が一度や二度はあるのではないでしょうか?
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相談を重ねることで質の高いアドバイスを得る
では、このザイオンス効果を「顧問弁護士の側に立って」考えてみましょう。
どういうことかといいますと、経営者が顧問弁護士にとって「繰り返し何度も会うご相談者であること」を想定するのです。
具体的には、
・2ヶ月に一度は弁護士に相談に行くCさん
・顧問契約後、1年経つが一度も相談しなかったDさん
がいるとします。
CさんとDさんでは、どちらが弁護士にとってザイオンス効果が高いと思いますか?
もちろん顧問契約があるのですから
CさんDさんどちらのご相談にも弁護士としてきちんと対応するのは間違いありません。
しかし、ここで弁護士から「何度も会っているご相談者=Cさんに親しみを覚える」と言われたらうなづけませんか。
弁護士とて人間ですから、何度も会うCさんに対して好意を感じるのです。
さらに、顧問弁護士は定期的にCさんと相談しているのですから、Cさんの経営者としての考え方も、Cさんの会社の状況もリアルタイムで理解できているはずです。
ですから、相談に対するアドバイスも、何度も会っているCさんへのアドバイスの方がより質が高くなると考えられます。
顧問弁護士と相談する回数が多いことで得をするわけです!
いかがでしたでしょうか。
2回にわたって「親身になってくれる顧問弁護士」についてお話しました。
このように、顧問弁護士から「親身になってくれる姿勢」を引き出すために、経営者ご自身にもできることがあると思います。
ぜひ顧問弁護士と長期的に良い関係を結ぶために、顧問契約後に定期的に相談する機会を設けていただければ幸いです。
#もちろん、親身になってくれる顧問弁護士を求めるのでしたら上記以外にも、「日時や提出物などの約束を守る」「費用はあらかじめ決められた通りに支払う」という、人間関係の基本を守っていただく、それができない場合は「事前に連絡する」のは、言うまでもありません。
(了)
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