こんにちは。L.A.P.中小企業顧問弁護士の会の弁護士Aです。
先日、知り合いの画商に誘われて香港で行われた「Art Basel」という現代アートの巨大フェアに行ってきました。
元々美術好きの私ですが、専ら日本の中世美術を溺愛していまして、現代アートとなると江東区の東京都現代美術館に1回行った程度というあまり自慢できない経歴しかありません。
聞くところによると「Art Basel」というのは、スイスのバーゼルで毎年開催される巨大な美術フェアで現代美術の第一線の巨匠達の作品がたくさん集められ、世界の美術商達の晴れの舞台なのだそうです。
それが今や購買力の高い中国を睨み、香港でも何年か前から開催されるようになったのだそうです。
香港での現代アート展になぜ出向いたか
現代アートというと取っ付き難い、何だか分からないというのが一般的なイメージだと思います。
実際、私もそうなのです。
何だかよく分からない映像を30分見せられて、ため息をついて映写室から出た経験や、巨大な造形物を見上げて首を傾げた経験等、それこそ、多くの方々と同じ思いをしています。
今回、初めてArt Basel香港に誘われた時も正直少し躊躇いました。
自分にとって縁遠い現代アートをわざわざ香港まで見に行く必要があるのかと思ったのです。
しかも、年度末の3月の平日に休みを取るというのは中々勇気のいることでした。
しかし、「待てよ、自分はいつも"偏見を持たないこと、予断を持って何かを決めつけるようなことはするまい"と心掛けて弁護士の仕事をしてきた」つもりです。
そうであればここは取っ付き難い現代アートやらも一度全てを通観しておいて損はないのではないか、と考えて香港まで行ってきました。
会場を巡って気づいたこと
会場はとにかく巨大で数千を超える作品が展示されています。
現代アートですから、いわゆる絵画、彫刻といったようなものだけではありません。
訳の分からない(?)布でできたオブジェとか、何でできているか分からない人の背丈ほどもある人間の頭の彫刻(しかも、とても薄っぺらい!)等どれ一つとっても常識的に居間の壁に飾るような作品はありません。
しかし、会場を歩き回って気付いたことがあります。
それは、多くの人達(その多くは観光客ではなく、香港在住の現地の皆さんです)がたくさん歩き回って楽しそうに作品を見ています。
こうした人達がごく自然なかたちで会場に乗り込んできて写真を撮り、語り合い、楽しそうに見て回っていたのでした。
そこには「現代アートは分かりにくいとか、高尚すぎて自分には無理」といったような固定観念とは無縁の多くの人達のいることを痛感しました。
私自身の感想として一言で言えばとても楽しかったです。
世界の最先端の現代アートを何千と見ることができたのはとても衝撃的な体験でした。
同時に偏見・予断を持たないで素直に対象物に向き合う大切さも学んだ気がします。
(了)
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千代田区(東京駅近く)にて開業中のA弁護士(男性)。学習院大学卒。
弁護士より:『経営者は孤独。お一人で悩む日々を過ごされた方も多いと思います。 私はそんな孤独な中小企業経営者に寄り添い、なんでも相談できる存在でありたいです』
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