これまでの10年と、これからの10年 〜中小企業と共に歩む弁護士でありたい〜（E弁護士、男性）

L.A.P.中小企業顧問弁護士の会、弁護士のEです。

2019年10月に、L.A.P.中小企業顧問弁護士の会は開業10周年を迎えました。

激動の10年

10周年の記念に私自身の10年を振り返りますと、この10年は、弁護士登録、勤務弁護士としての修行、独立開業等の出来事があり、人生の中で最も激動した10年でした。

弁護士をとりまく環境もこの10年で大きく変わりました。

過払い金返還訴訟のニーズが一段落し、「敷居の低さ」をうたう事務所やネット広告に力を入れる事務所が現れるなど、業界内の競争が激化した10年だったのではないかと思います。

そんな中私が、今もこうして曲がりなりにもお仕事を続けさせて頂いているのは、ひとえに経営者の皆様方のおかげです。

弁護士登録以降、私は一貫して、中小企業経営者様向けのリーガルサービスを提供させていただいております。

修業時代には、たくさんの経営者の方々から、毎年100件を超えるご相談をお寄せいただきました。

この時期にさまざまな種類の事件に対応させて頂いたことで、中小企業法務に関する基礎的な部分をマスターすることができました。

そのお客様のためにどれだけ心を砕けるか

その後独立した際には、独立したての自分を信頼していただき、身に余るような大きなお仕事をご依頼いただいたこともございます。

中には、「裁判の行方次第で組織そのものが危なくなるのではないか」という事件もございました。

当時の私は（今もですが）弁護士として「ひよっこ」で、相手方の弁護士は常に大先輩。

胃の痛くなるような思いもしましたが、「事件の帰趨を決めるのは弁護士としてのキャリアの長さではなく、そのお客様のためにどれだけ心を砕けるか、どれだけ手数をかけるかだ」と自分に言い聞かせ、どうにか無事に案件を着地させることができました。

このとき自分に言い聞かせていたことは、今も肝に銘じて事件対応にあたっております。

相手方の弁護士が先輩だというだけで臆することはなくなりましたし、逆に、相手方にキャリアの浅い弁護士がついているからといって、慢心することもなくなりました。

その当時のお客様には、今でも大変可愛がって頂いております。

素晴らしいお客様に恵まれ、独立後も、少なくとも商業的な部分でのストレスを感じることなく、ここまでやってくることができました。
本当にありがたいことです。

これからの10年も、これまでお育てくださりお支えくださった経営者様と、これからご愛顧くださる経営者様のため、より良いリーガルサービスの提供に努めたいと思います。

経営者の皆様、今後ともどうかよろしくお願いいたします。

（了）

記事を執筆したE弁護士と当会のご案内

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新宿区（新宿御苑駅近く）にて開業中の40代男性・E弁護士。上智大学卒。

弁護士より：『些細と思うことでもお一人で抱え込まず、御社の"かかりつけ弁護士"としてお気軽にご相談ください』

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